—慶一さんの場合、ここ一番って時には髪型とか、ファッションとか、まず外から気合いを入れますよね。
やる気を表現するんだよ、「どうだい、ここまでしてんだよ」って(笑)。モチベーションを上げるためには様々な手を使う。だいたい決まってるのは、髪型を変えたり、ミュージシャンの本を読んだり、ブートや新作を聴いたり。服を変えることで気持ちも変わるしね。いい音楽を作るためには何でもやる。
—そういえば、90年代に入ってタトゥーを入れたりも。
あれでミュージシャンでやっていこう、っていう決心がついた。いろんなことやってきて、映像にも興味あったし、映画も1本ぐらいは作りたいなと思ってたけど、そういうのも全部いいやって。中心は音楽だぞと。それまで、80年代はマルチであることがカッコいいことだと思ってたわけだよ。いろんな表現手段に手を出してね。そういうのはもうヤメて、考えないようにしようというのが、90年代半ば。
—コクトーの絵柄でしたっけ?
コクトーが描いたピカソのポートレート。最初、イエロー・サブマリンにしようと思ったの。でも、イエロー・サブマリンて絵が複雑じゃん。これは痛えな、と思ってあきらめた(笑)。それでコクトーの絵だったらシンプルだな、と思って探したら、ピカソを描いたコクトーの絵を見つけて、これなら痛くないぞと。でも、毎日その入れ墨が目に入るから、コクトーとピカソに縛られてる感じなんだよね(笑)。
絵の題名は説明ではなく、絵は題名の図解ではない。題名と絵の関係は詩的である。つまり、この関係によって、二つの相反するものには共通する側面が表現されなければならない。だがそのような側面はたいてい意識まで上ることがない。それでも理性によってまだ解明されていない特別な出来事が起こった場合、この関係は予感されえる。 - ルネ・マグリット




